カテゴリー: 漫画感想

私的漫画ランキング2007。

2007年も年末を迎え、今年最後の記事、1年の締めくくりとして恒例の私的漫画ランキングを公開したいと思います。
選考形式としては06年ランキングと全く同じで、以下の分類になります。(※ゴルカム本とは選考基準が微妙に異なっています。半分くらい被ってるけどw)
1.新作トップ30。
2.完結作トップ15。
3.短編集、短期連載トップ10。
4.成年コミックストップ5。

そして、こちらがランキング候補作
新作は約90作、完結は約45作の中からということで、それぞれ3分の1はランキングに入っているという計算に。一番、選考基準が厳しかったのは短編ですかねー。多分5分の1くらいの割合になるはず。
ちなみに、今年の購入総数は621冊と人生初の600冊超えが実現されました。02年から壊れ始めて、6年目にしてようやく。。去年と比べると70冊も増えてしまい、その分未読漫画として積まれてしまってますがorz
あと、今回は何だかんだと日程および積み漫画の数が厳しく、候補作に入りつつも読んでないためにランク外になってしまった作品も出てしまうという最悪な見切り発車ぶり。。非常に申し訳ないです。。その辺は出来る限り早めに読んで、面白いのがあれば番外編という形で紹介したいかと。
番外編は去年は勢いのままに書いたので、今回もいつになるか分かりませんが(苦笑
まぁ休みが1月6日までなので、それまでにはまとめる予定。
んで、全作品のランク公開は下の方に別ページとして設けています。そちらもコメント間に合わなかったので、後日追記予定。
とりあえず、今日は分類1.~3.の上位5作品について発表します。


まずは、新作。
第5位。
キミキス~various heroines~
キミキス~various heroines~
/東雲太郎+エンターブレイン、ジェッツコミックス
【レビュー/1巻、2巻】
ゲーム『キミキス』のコミカライズ作品。連載当初からエロいということで話題になり、注目を浴びてきた作品。
まぁゲームの方は完全放置だし、アニメも正直出来が微妙でまともに見てないんですが、この漫画の出来は最高ですね。1巻から順番に摩央ねえ、明日夏、深月と描かれてきたわけで、どれもこれも本当に素敵。今は二見さんの話が連載されていますが、どこまで続くのか気になりますね。
ぶっちゃげ、このシリーズは漫画だけ読んでいれば問題ないと思うんだ。(ぁ
第4位。
マイガール
マイガール
佐原ミズ、バンチコミックス
【レビュー/1巻】
設定的なものでは『おたくの娘さん』に通じるものがあると思います。説明するときはオタクじゃないおた娘で!
とりあえず、いきなり5歳の子供が出来たとか受け入れがたい事実を戸惑いつつも受け入れ、娘と2人での生活を始めていくという展開になるわけですが、娘のコハルちゃんが可愛いですよ、これが。
まだ父親の正宗くんに対しては遠慮が見られますけど、どう打ち解けていくのか、それを見守っていたい作品ですね。
第3位。
キスよりも早く
キスよりも早く
/田中メカ、花とゆめコミックス
【レビュー/1巻、2巻】
教師と生徒の禁断の恋。田中メカ作品の傑作ですね。
とりあえず、尾白先生と文乃さんの甘すぎる恋愛模様と、文乃さんの弟の鉄兵ちゃんが可愛すぎるのがツボ。
いろいろと前途多難な関係ですけど、早く文乃さんが卒業して、胸を張って夫婦と呼べる関係になってほしいですね。ただ、鉄兵ちゃんには成長して、あの可愛さを失ってほしくないという気も。・・・ショタコンか、私はw
第2位。
ヒャッコ
ヒャッコ
/カトウハルアキ、フレックスコミックス
【レビュー/1巻、2巻】
最初にハマったのは『夕日ロマンス』の方。その後にこっちを買って読み始めたんですが、女子高生の日常っていいね!!虎子を中心としたクラスメイトたちとのやりとりが微笑ましいw
1巻が発売された当時から話題になっていたのは知っていたんですが、当時は少年ブラッドだからと敬遠していた自分を責めたくなります。今でも第1話と最新話はYahoo上で読めるのでオススメです。IE専用のプラグインしかないですが。
第1位。
はなまる幼稚園
はなまる幼稚園
/勇人、ヤングガンガンコミックス
【レビュー/1巻、2巻】
連載当初は読んでいなかったんですが、気付けばサイン会に2度参加したりと良い経験を得ました。
とりあえず、この作品の一押しは何といっても山本先生ですね。あの母性の固まりとも言える女性は男性にとっての理想像なんじゃないでしょうか。間違いなく、あのレベルの女性は実世界には存在しないと思いますが。(w
あと、妹のさつきもちょっとツンデレ入っていていいね。もっと活躍してください。・・・あれ、園児たちは??


続いて、完結作。
第5位。
ラバーズ7
ラバーズ7
/犬上すくね、サンデーGXコミックス
【レビュー/7巻】
30男と高校生男女の三角関係を描いた作品もとうとう完結。
終わってみれば、まぁ収まるところに収まったわけで、どちらかといえば30男に近い立場にいる自分としては悲しい気持ちになるとかならないとか。
でも、まぁやはり犬上すくねさんのラブコメは最高だよなぁと。新作にも期待してますよ。
第4位。
ローゼンメイデン
ローゼンメイデン
PEACH-PIT、バーズコミックス
【レビュー/8巻】
まぁ正直な話、8巻だけを評価するならば、選ぶ作品ではないんですけどね(ぁ
ただ、1巻から追い続けてきたこと、3度にわたるアニメ化のことを考えると思い入れも強いわけで。近年不運な終わり方をする作品が増えていますが、この作品もどこか別の雑誌が拾ってくれないかなぁと期待するばかり。
だって、ローゼン麻生の元ネタなんですよ。閣下の立場が!!(関係ない
第3位。
1ポンドの福音
1ポンドの福音
/高橋留美子、ヤングサンデーコミックス
【レビュー/4巻】
ようやく完結した本作。一応、連載が終わったのは去年になるんだっけ…??
まぁ『めぞん一刻』が終わった後くらいから描かれ始めた作品なので、全4巻にも関わらず20年近い連載期間になるのですよねぇ。来年にはドラマ化されたりとまだまだ(世間的には)終わってはいない作品ですが、個人的にはもう終わったということで。(ぇ
第2位。
キメラ
キメラ
緒方てい、ジャンプコミックスデラックス
【レビュー/15巻、16巻】
まぁ正確な意味では、まだ完結していないんですけどね。最終章として『キメラ ファイナルクロニクル』が連載されているので。
しかし、私にしては珍しく、この作品は連載が始まった当初から読んでいたので感慨深いものが。まだ最後の敵は残されたままですし、残りの展開が楽しみです。早く単行本発売されないかしら。連載も途中までしか読んでないし。。
第1位。
かしまし~ガール・ミーツ・ガール~
かしまし~ガール・ミーツ・ガール~
桂遊生丸+あかほりさとる、電撃コミックス
【レビュー/5巻】
一昨年の新作第1位に上げていた本作品。
アニメ化もされ、あのね商法という新たな商売方法を確立したりもしましたけど、漫画は面白かったなぁと。TSモノというジャンルでしっかりと描ききったと思います。あかほり作品ということで敬遠する人も多い作品だと思われますが、それは勿体ないというべき作品。
桂さんの作品は今後とも要注目ですね。


最後に、短編集または短期連載作。
第5位。
バス走る。
バス走る。
佐原ミズ、バンチコミックスデラックス
【レビュー/個別記事】
上で書いた『マイガール』に続いての登場ですね。これはこれでまた違った面白さがあって、オススメですねー。こちらはバスの停留所に関連した物語のオムニバス作品がメインになると思うんですが、バスに毎日乗りたくて仕方なくなりました。(w
来年は夢花李名義の作品にも手を付けていきたいかと。確か今年も何冊か出していたと思いますが、結局1冊も買ってなかったので。。
第4位。
かわいいあなた
かわいいあなた
乙ひより、百合姫コミックス
【レビュー/個別記事】
今年の百合作品としては一番人気の作品なんじゃないですかね。かくいう私も周りの評判を聞いて、かなり遅くなって手に入れた口ですし。。
一口に百合作品といっても様々だと思いますが、個人的にはこれのように男が極力排除されていて、女同士のプラトニックな関係ってのが結構好きかしら。女同士のSEXはSEXで興奮するモノは当然ありますが(ぁ
一応、乙ひより作品としてはまだ1冊しか出ていないようですし、次の単行本を早く読みたい。
第3位。
邪眼は月輪に飛ぶ
邪眼は月輪に飛ぶ
/藤田和日郎、ビッグコミックス
【レビュー/個別記事】
今年は青年誌での活躍も目立った藤田和日郎さん。こちらの『邪眼は月輪に飛ぶ』がスピリッツで、『黒博物館 スプリンガルド』がモーニングに掲載されたんでしたっけ。
どちらもこれまで少年誌では描けなかった部分にまで筆を走らせていた気がします。これが藤田和日郎の本領発揮か。来年も青年誌での活躍に期待ですねー。『黒博物館』はシリーズ物として続きそうですし。
第2位。
ブロッケンブラッドⅡ
ブロッケンブラッドⅡ
/塩野干支郎次、YKコミックス
【レビュー/個別記事】
敵基地攻撃フレンドリー!
ということで、これは桜子ちゃんに悶える変態漫画です。男の子なのに、女子中学生アイドルとして人気を博していく健一くんの様が面白くて面白くて。凄い流されっぷり。反応が素敵すぎて、鼻血出そうです。(ぁ
第3シリーズが来年始まるらしいので、それにも期待w
第1位。
ぴよぴよ 水上悟志短編集Vol.2
ぴよぴよ 水上悟志短編集Vol.2
水上悟志、YKコミックス
【レビュー/個別記事】
今年はこれしかない!!この人の動物(人間以外)を描いた作品には毎度驚かされます。
水上悟志さんには本当に惚れ込んだ1年でした。連載では『惑星のさみだれ』が、短編ではこの他に『サイコスタッフ』が発売されましたが、どれもこれも外れなしで面白かったです。最近、ますます活躍の場を広げられていってますし、来年の活躍も今から楽しみ。


以上で。成年コミックスは放置。
全ランキングは下のリンク先を見てください。
2007年漫画ランキング
上でも書きましたが、個別のコメントはまた後日。
全体的に見て、今年の新作は弱いかなぁという気も。ネタというか一部で過熱した作品(『GAMBLE FISH』とか)はあるけれど、多くの人からオススメされる作品が少ないのかしら。今回、新作で上げた中で一般受けしそうなのは『マイガール』『GIANT KILLING』あたりかなーと思います。
また、完結作では長期連載作品の終了が目立ったかなと。3,4巻で終わっている作品でも面白いのはいっぱいあるんですが、長く続いた作品は思い入れも強い分、ランキングに入りやすくなっちゃってます。連載中は波があったり、終わりが微妙だったりする作品ばかりなんですけどね(ぁ
まぁいろいろと選んで順番決めるのは難しかったですが、この中から1つでも興味を持っていただける作品が出てくると嬉しいですね。
最後に、余所さまのランキングも参考までに。
今知っている限りではこれだけですが、今後増えていけば、その辺も追記していく予定です。
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では、今年も1年間ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。良いお年を!

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